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十二国記シリーズ

前後のシリーズ記事

  1. 【読書感想】白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記
  2. 【読書感想】白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記
  3. 【読書感想】白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (この記事)
  4. 【読書感想】白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記

今回の本

タイトル:白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記
著者:小野 不由美
ジャンル:ファンタジー

読後感想(ネタバレ)

いやぁ一か月は長かった(1,2巻が出てから1か月後に3,4巻が発売)。1巻が戴の現状や民の悲惨さを伝える巻、2巻が細い糸を手繰るも絶望に陥る巻、そして3巻はその中で希望の光が差し込んだという巻でした。

泰麒が額づく所は読んでこちらも気持ち悪く。天に対する挑戦。温室育ちの麒麟には出来ない蓬莱で様々な事を経験してきた泰麒だからこその信念。魔性の子のエピソードをしっかりここでつないでくれたのが本当に嬉しい。外伝だった魔性の子が本編になった瞬間だった。

この3巻で一気にこれまでの謎が解明。阿選の簒奪は驍宗に対する形容しがたい想いによるもの。「嫉妬」の一言で呼ぶには簡単すぎるその気持ちを多少は理解できて辛い。驍宗も似たような思いを阿選に抱いていただろうけども彼は自分が逆の立場(驍宗登極後の阿選の立ち位置)になった時にどういう気持ちになるかを理解して国を出る覚悟をしていた。ここが両者の決定的な違いだったんではと。そして同じ姓の者は連続で王にはならないという摂理。知っていた設定だったけど1,2巻を読んでた時は完全に忘れていて阿選簒奪の理由を大きく理解。ただ殺すだけでは駄目。落盤による事故で結果的に生かさず殺さず状態になったけども、初めから目的は幽閉が目的だったと。阿選は驍宗と同じ姓なので次の王にはなれない。驍宗が生きている限り次の王は現れない。

函養山で生きていた驍宗。1,2巻では一向に現れなかったけども死んではいないという事は、昏倒したままなのか記憶でも失った状態なのかと思っていたらさらに過酷な状況、山の奥深くで生きたまま幽閉状態に。しかしいくつもの奇跡や人々の思いで彼は生き続けてきた。それは驍宗の民への慈しみの心が結果として表れたもの。まさに情けは人の為ならず。やはり驍宗は王だ。

あとは琅燦。彼女の動向だけが不安。何を企んでいるのかまだ見えない。人々が「病む」というゾンビのようになってしまう力の正体は妖によるもの。歴史書の方に幻術と書いていたけれども実態は黄朱である琅燦から妖魔を借り受けその力を使っていたと。王どころか人にあるまじき行為を行ったのは阿選だけど、唆したのは琅燦。今後の展開が気になって仕方ない。

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