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不思議の国の少女たちシリーズ

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  1. 【読書感想】不思議の国の少女たち
  2. 【読書感想】トランクの中に行った双子
  3. 【読書感想】砂糖の空から落ちてきた少女 (この記事)

今回の本

タイトル:砂糖の空から落ちてきた少女
著者:ショーニン・マグワイア
ジャンル:ファンタジー

あらすじと登場人物

あらすじ

ファンタジーの国へ行き、帰ってきた少年少女。多くのその子達は今までの異世界生活と現実世界とのギャップに苦しむ。

そんな彼らを受け入れるエレノアの学校に、少し前に死んだスミの娘リニが母を訪ねて空から落ちてくる。スミは異世界滞在中、菓子の国で女王を倒す活躍をみせ、娘リニを授かったあとに元の世界に帰ったわけだが、スミが現実世界で死んだ事により女王が復活。リニは自分の存在が消えるのを防ぐため母親に会いに来たのだ。

そんな彼女を救うため、同じように他の世界へ行き、帰ってきたスミの同級生達は、リニと共にスミを復活させるため異世界を渡り歩き始める…

登場人物

コーラ

海溝国に行っていた少女。ぽっちゃりした体型だが中身はアスリート。海溝国では人魚だった。

リニ

少し前に殺されたスミの娘と名乗る少女。菓子の国からやってきた。

ナンシー

前々作の主人公。死者の殿堂にいる少女。

感想

3部作の最終巻。2作目が過去の話だったのに対し、今回は1作目の続きからスタート。主人公は交代するものの他のキャラクター達の多くは続投なのですこし懐かしい気持ち(しかし登場人物たちにしてみれば、つまりそれは自分の世界にまだ帰れていないという事なのでもうここから複雑な気分に)。

1作目であっさり惨殺された少女スミの娘と共に、今回は実際に異世界探訪。異世界については1作目の時は少年少女達が懐かしさと共に語るのみだったのでちょっと新鮮。別に疑っていたわけではないけども、ナンシーの死者の殿堂の世界を尋ねるというのは彼女が語る内容に嘘はなかったと謎の安心感が。

話としては1作目が途中からホラーミステリー、2作目が異世界での寂寥感ある生活中心で冒険ものという感じではなかったけども今回はガッツリ冒険・探索。異世界へのアイデア、アプローチには関心しっぱなし。「ここではないどこか」をナンセンスやロジックで証明する事でその世界を定義するというのは本当にお見事。実際にその世界を訪れる事でナンセンスのナンセンスたる所以も明らかになっていくし、ナンセンスがある種のロジックを抱えているというのもわかって(ややこしいものの)ファンタジー研究みたいな側面もあって楽しめました。

終わりに

3部作の予定が続きの4部、5部も発売するという事で翻訳を楽しみに待ちたいところ。

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