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天冥の標シリーズ

前後のシリーズ記事

  1. 【読書感想】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1
  2. 【読書感想】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART2
  3. 【読書感想】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (この記事)

今回の本

タイトル:天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3
著者:小川 一水

天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-29)

あらすじと登場人物

あらすじ

セレスでの激しい争いを終え、ついにカンミアの女王や異星人達と対話する時が来たMMSの面々。

繁殖を行なわないミスチフに対し、生殖能力を与える事でその銀河的驚異を抑えようとする作戦を提案し、カンミアの女王が行おうとする超新星爆発を留めようとするラゴスだったが、女王の意思は固く、その思索はさらに先を行っていた。

迫りくる超新星爆発のタイムリミットを前に、カドム、イサリ、アクリラは、エランカ、ラゴス、そしてノルルスカインがとった行動とは。

シリーズ最終巻。大団円。

感想

見事に完結。読み終わった直後はしばらくの放心状態。満足感と幸福感がすごかったです。

シリーズ最終部の最終巻なので何をとってもネタバレにはなるわけですが、1巻からずっと好きだったアクリラの言動、その一語一句がどれも素晴らしく、ただただ感動。

患者たちと同じ目線に立ち、誰でも分け隔てなく接することで親しみを持ってドクターと呼ばれるのはカドムの方だけど、皆をまとめて、従えて、大勢とつながっていくことが出来るのはアクリラであって、だからこそ彼が選ばれた大役。一人じゃない人間。アンチヨークスであり、アンチオックスであり、ソル系種族の提督であり、一番みんなと仲のいいやつ。

そしてアウレーリアの頭首として、今までアウレーリアが導いてきた、宇宙、海、そしてまた宇宙。拠り所とする物が無くなったとしても、「我らあり」を言える気概。

多くのものを失ってもそれでも未来を見て先へ進んでいく事ができる強さ。

どれをとっても素晴らしいキャラクターでした。

 

あとはこの第十部のPART1冒頭とこのPART3のラストでの繋がりが震えました。

これがどんなに励みに、力に、そしてこの言葉が失われた事でその後の歴史にどれだけ大きく影響したか。

ただの願望ではなく、未来へ繋がる言葉。真心がこもった言葉はちゃんと人に届くなぁと。

 

落とし所で関心したのは二惑星天体連合軍の救世群に対する呪縛の解き方。正論で暴論で詭弁。だけどこれしかないという道。これもまた1つの宿怨が消えた時。

 

心残りというか勝手なワガママを書くと、本編主要キャラクター達の未来の姿はもうちょっと多く見たかったかも。ユレイン三世やフェリックスとか。物語上大事な役割を成した事は間違いないんだけど、役割を果たした後の未来を歩む彼らも知りたかったかな。

終わりに

素晴らしい物語。素晴らしい本編は間違いないんですが、裏表紙のあらすじもね。ホントに良いんですよ。

まだチェックしていない人はぜひ読んで欲しい。でも読み終わる前に読んじゃ駄目な気もする。あらすじなのに。でもそういうやつだと思いました。

 

いやぁ、SF、満喫したなぁ!

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