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天冥の標シリーズ

前後のシリーズ記事

  1. 【読書感想】天命の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと
  2. 【読書感想】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1
  3. 【読書感想】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART2 (この記事)
  4. 【読書感想】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3

今回の本

タイトル:天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART2
著者:小川 一水
天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ PART2 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-28)

あらすじと登場人物

あらすじ

ミスチフの驚異を止めるべく、カルミアンの母星を囲む異星人連合とコンタクトを取ろうとする惑星セレスの面々。
その特使として選ばれたのは、MMSの旧領主であるユレインを始め、セレス連合を構成する各種族から選ばれていた多種多様な人々だった。
彼らはミスチフの武器である冥王班に対抗する手段であり、異星人連合が確実に欲しがる取引材料を持っており、交渉の結果次第でセレスの運命どころか宇宙の運命が変わる事になる。決意をもって待ち構える異星人達の巨大艦隊へ近づいていくが…

時を同じくして、セレスの中心に巣食うドロテア攻略のため、セレスの北極、南極、そして特別遊撃隊が準備していた。
遊撃隊のカドムやイサリは、プラクティスの旧女王であり人類の敵となったミヒルを討つため、精鋭たちとかつてアクリラが落ちた穴より作戦を開始する。

登場人物

セアキ・カドム

メニー・メニー・シープのセナーセー市の医師。民衆や周りの人の信頼が暑く、自身の犠牲を厭わない性格。

イサリ・ヤヒロ

プラクティスの皇帝ミヒルの姉。元は人間だったがカルミアンの技術によって甲殻化した身体を持つ。

感想

最終章の中巻。現在迎える局面に対して、どう対処するかどう行動していくかの巻でした。

ミスチフという全宇宙が迎える驚異に対抗すべく、その最終的な鍵となるのが生殖!セックス!
まさかというか、だからこそのラゴス達ラヴァーズであり、第Ⅳ巻の機械じかけの子息たちだったのかと思うと納得感。
宇宙を救う鍵が愛でありマージ<混爾>であるというのは、ちゃんとセックスに対してしっかり描写してきたからこその回答なので次巻からの動きが非常に楽しみ。しかも異星人が見守る異種(?)間公開セックスになりそうだからもうなにそれ怖い。

最終皇帝であるミヒル打倒という事で、スマートな決着を迎えるとは思ってはなかったけども思ってた以上に泥臭い乱打戦だった。
前巻が壮大なスケールの宇宙艦隊戦で今回は肉弾・白兵戦と、ホントみたいものを見せてくれるなぁと。

そして宿怨からの真の開放。これで全ての怨念が消えるわけではないけれども、途中イサリがMMSの攻略隊の人々と会話しているような事が続いていけば、それは時間と共に薄れていくのかなと。
まずは人間の身体を取り戻す事が一番だとは思うけども、もし身体が戻れなかったとしても、いまのMMSの人々なら受け入れられるんじゃないかなと思ったり。

イサリがミヒルについた嘘、あの言葉は確かに嘘なんだろうけど、イサリや他のプラクティスの面々が考えたことないかと言われたらそんな事はない、プラクティス達の行動原理であり呪いだよなぁと。初代の思いからはだいぶ歪んでしまったけども。それをミヒルは愚直に、正しい事として実行してきた。皆が望む事として、プラクティスの悲願を叶えようとしてきた。
転換点はいくつもあったし、イサリはそれを止める事ができたわけだけど、それができずに結果的に暴走のような形で終わってしまった。最後は哀しい結末になってしまったけれど、ミヒルは自分の、プラクティスとしての正義を貫き通したって事よね。

おわりに

さぁ残すはあと1巻。表紙が続きのイラストになっている事に気づいた時は興奮しました。

続くPART3のイラストも楽しみです。

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