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天冥の標シリーズ

前後のシリーズ記事

  1. 【読書感想】天冥の標VII 新世界ハーブC
  2. 【読書感想】天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク
  3. 【読書感想】天命の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと (この記事)
  4. 【読書感想】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1

今回の本

タイトル:天命の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと
著者:小川 一水

天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)

あらすじと登場人物

あらすじ

ラゴスの記憶を求めて準惑星セレスの地表を探索するカドムとイサリ達。そこにミスチフに囚われていたが脱出してMHD社のロボットを掌握したアクリラが合流する。

互いの情報を確認し、プラクティスを殲滅せんと動く太陽系艦隊の存在や、プラクティス達の真の目的である人間に戻る方法と生殖機能の復活を確認した一行。プラクティスとメニー・メニー・シープの人々のこれからの道を模索する為、カドムとイサリは別行動をとることになる。

一方メニー・メニー・シープの地表では、プラクティス達を前に恐怖と絶望に陥った人々が大統領エランカを中心に少しずつ結束していき、プラクティス達への反攻を試みる…

登場人物

セアキ・カドム

メニー・メニー・シープのセナーセー市の医師。性別にとらわれないセナーセー市で育った事と、助産・出産も行っていた実家の診療所のおかげで「人」を性別や偏見で見ない。伝書士<リエゾン>として各地を巡り、声を届け、感染症の対処にも尽力する。

イサリ・ヤヒロ

プラクティスの皇帝ミヒルの姉。ミヒルの考えに賛同できず、メニー・メニー・シープへ逃げ込み、その目で世界の今の形を見てきた。クラフト化しており身体は2mを超え甲殻化している。

アクリラ・アウレーリア

金髪碧眼、性別不明の美貌をもつアウレーリア一統の長。宇宙空間でも呼吸なしで動けるように改造しているアンチ・ヨークス。

エランカ・キドゥルー

メニー・メニー・シープの大統領。元は流されるままに暮らしていたが、領主を打倒し、人々を結束させる。

感想

カドムはリエゾン・ドクター、児玉圭吾の理念を、イサリもPPL、檜沢千茅の意志を、そしてアクリラもアンチ・オックス、アダムス・アウレーリアの強さを。他の様々なキャラクター達も過去からの因縁や恩讐などを乗り越え、シリーズのキャラクター達の逞しさを受け継いだかのようなシリーズの積み重ねを感じる巻でした。

やっぱりチートすぎるのはミスチフ。人類が単独で立ち向かうには絶対無理な存在だったけどもそこに観測者たるダダーとカルミアン達が加わってやっと何とかその姿を補足する程度。これからいったいどうなるやら。対抗するにはカルミアンの母性が所持しているであろうアレぐらいしかないという事だけど、他にも何かあるんだろうか。ありそう。本当に次が楽しみ。

楽しみでいうと、プラクティス達が去った後の太陽系の情報はもっと欲しい。機械化していったという事だけど、地球は、火星は、月はいったいどうなってるんだろうと。もしMMSが太陽系に戻ったとしても絶望しか待っていない未来がありそうで怖い。宇宙の星々の光を見てしまったMMSが単純に太陽系に戻るとも思えず。最終的にどういう決断をするのかも楽しみ。割と一筋縄ではいかない人々よね。

ここまできて一番好きなキャラクターはアクリラに。身内をまとめた時のように、やってる事は海賊とか無法者の無茶苦茶なソレだけど絵面は美少女というのが何ともね。彼の身体の様子も含めて目が離せないキャラクターです。

おわりに

本当に壮大なSF大河でした。これを最初から追っている人は幸せだなぁと。壮大すぎて完結しない物語っていっぱいあるけど、ちゃんと完結までもっていってくれるのは本当に幸せな事。自分は最終部を前に慌ただしく追いついた側だから、完結したら伏線などを感じながらゆっくり読み返したいものです。

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