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天冥の標シリーズ

前後のシリーズ記事

  1. 【読書感想】天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ
  2. 【読書感想】天冥の標Ⅱ 救世群
  3. 【読書感想】天冥の標Ⅲ アウレーリア一統 (この記事)
  4. 【読書感想】天冥の標Ⅳ 機械じかけの子息たち
  5. 【読書感想】天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河

今回の本

タイトル:天冥の標Ⅲ アウレーリア一統

著者:小川 一水

天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

あらすじと登場人物

あらすじ

西暦2310年、人類は宇宙に飛び出し、太陽系内の小惑星に移住するようになっていた。

その中でも軍事国家として名高いノイジーラント大主教国の主教であり、美麗な強襲砲艦エスレルの船長でもあるアダムス。彼らがある宇宙海賊を制圧した際、その真の目的が冥王班患者<救世群>達が住む惑星エウレカの襲撃であり、陽動に引っかかったと気づくことになる。

エウレカに向かいその地での指導者であるグレア・アイザワと会ったアダムスは、海賊共に奪われたという「ドロテア・レポート」なる莫大なエネルギーをもたらす未知の建築物への手がかりの奪還を依頼される。

ドロテア・レポートを追ううち、リエゾン・ドクターのセアキ・ジュノとの出会い、保険会社であるロイズの横槍、謎の海賊エルゴゾーン。アダムス達の前に様々な出会いと宇宙に潜む謎の悪意が忍び寄る。

登場人物

アダムス・アウレーリア

見た目は美少女な男性。強襲砲艦エスレルの艦長でありノイジーラント大主教国の司教でもある。まだ若くロマンチストな所もあるが司教として艦長としての責任は十分にあり誇り高き人物。アンチオックスなので呼吸を電気で補っており、宇宙空間でも酸素を必要としない。

セアキ・ジュノ

リエゾン・ドクター<日本特定患者群連絡医師団>の調査員。飄々とした性格でエスレルの乗組員達ともすぐに打ち解ける。拳銃を所持しており、荒事の経験もそれなりに豊富。AIフェオドールの現所持者。

感想

天冥の標Ⅰが2800年で入植300年、Ⅱが2015年だったのでちょうどその間の物語という所か。人類が発展し、宇宙へ進出していく中で、Ⅱにおいて発生したリエゾン・ドクターや救世群、AIフェオドールがどういう風に展開していったかがわかって安心?した巻でした。

今までの巻に比べると一番わかりやすく「SF」といった感じ。宇宙空間での宙域戦闘は浪漫溢れるというか盛り上がること盛り上がること。やってる事も海賊狩りという事で主人公であるアダムス達の正当性が保障されつつ敵を容赦なく叩く(白兵戦も含めて)というのは読んでてスカッと。タイツを履いたりキルトスカートを履いたり肩マントをつけたりと前時代的な衣装も中々ツボだったので、ただただ好みのSFだったという。

アウレーリア一統の話という事で、彼らの強さ・弱点を再認識した巻でもありました。Ⅰでは星の中の話だったので彼らの酸素を必要としない特質は海中・水中を自由に移動して強襲・かく乱に役立つというものだったのが、ちょっと我慢すれば宇宙空間でも行動可能という大宇宙時代においてはかなり無敵な特質だったのを再確認。むしろこの為に彼らは改造していたわけで、その出自も含めてこの巻で説明されてて嬉しい限り。

今までは漠然としていた、このシリーズがどういう物語を紡ぐのかというのも見えたのも良かったですね。とりあえず断章を見る限りは冥王斑の病原菌(をばらまいた)奴らと、フェオドールのような羊に寄生していたもの達の争いで、人間を通じて代理戦争しているような感じか。なんにせよ答えという第Ⅰ部があって過去であるⅡ部から順番に時を上りながら答え合わせしていくというのは、読み終わった合間の空想の楽しさにも繋がっているのでめちゃくちゃ楽しんで読んでます。

おわりに

とりあえず天冥の標用読書ノートを取っていたのですが、すぐに(色々複雑すぎて)ぐちゃぐちゃに。ちゃんとまとめながら書き直さないとなぁ。しかし書き直すぐらいなら次の巻を読むのを優先させたいので結局さらにぐちゃぐちゃになるという。

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