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今回の本

タイトル:アルテミス

著者:アンディ・ウィアー

アルテミス 上 (ハヤカワ文庫SF)アルテミス 下 (ハヤカワ文庫SF)

ハヤカワがキンドルのSF作品をセールしていたので前々から読みたかったこの本を購入。

「火星の人」の作者の新作です。

 

あらすじと登場人物

あらすじ

月の都市アルテミス。ケニアが開発したこの月面都市は、少ない人工ながらも観光で賑わっていた。

アルテミスでポーター兼密輸業者として働くジャズは、(密輸業者としての)なじみ客の実業家から高額の報酬を約束にアルミニウムを製造するための収穫機械の破壊を依頼される。それは、アルミニウムを製錬する時に生じる酸素を生み出さないという事であり、アルテミス内の酸素の供給がストップするということ。それにより依頼人は自らが蓄えた酸素を供出する事でその事業を引き継ぎ、アルミニウム工場を買収しようと企んでいた。

お金を稼ぎたい、貧乏暮らしから脱出したいジャズはホイホイとその計画に乗る。そしてついに決行した時、思いもよらぬ自体が生じ、さらにはアルテミス全体を巻き込む騒動に発展する…

登場人物

ジャズ・バシャラ

26歳のサウジアラビア国籍の運び屋兼密輸業者。女性。6歳からアルテミスで暮らしている為、地球で住むには重力病の関係で簡単には降りれない。

自頭がよく、機転がきき周囲から一目置かれているが、10代の頃はイスラム圏の出身でありながら月面都市での悪徳を一通り行っており、セキュリティに目をつけられていた。

 

感想

科学用語がこれでもかというぐらい出てくるのに、どれもわかりやすい解説で全部理解できる。それがとにかく凄い。火星の人を読んだときも思ったけど、SF作品なのに小難しくない。科学知識を得たような気になって賢くなった気にさせてくれます。

話は本当に説得力があって、100年後には確かにこんな感じの生活になっていてもおかしくないなと。昔自分が何かで想像していた「月面都市」の姿というのをプロがガチガチに補強してくれた感じがあるので設定面は本当に楽しくてドキドキワクワクだった。

どうしても同じ作者なので火星の人との比較になってしまうけど、アルテミスの主人公ジャズは正直あまり好きではない。物語の主人公としてならこれぐらい破天荒というか自由な人物であるのは必然とは思うけど、結局のところ自分が撒いた種で傷ついて危険になって解決していくという感じの流れなので、自業自得というしかない。彼女の1人称目線なので彼女の倫理、正義を説明されると同情なり理解はできるけども、小悪党というより他ならない感じなので読んでてスッキリはしなかった。ただ彼女は面白い。それは間違いない。

映画化したら絶対に見たい。月面都市という事で重力が軽くなっている事とかをどう撮影するのかや、彼女の(ウイットに飛んだ)心の声とか説明とかをどう演出するのか。月面世界、月面都市の内部など、読んでいるうちに膨らんだ自分の想像力を映像としての答え合わせをしたくてたまらないという感じです。全体的にハラハラドキドキ、アクション有りって感じなのでハリウッド映えしそう。

おわりに

久しぶりにキンドルで電子書籍を購入して読みました。スマホに入れて機内で読もうと思ったんですが案の定読みやめるタイミングを失ってしまい、車窓風景よりこの本を読んでる時間の方が長かったです。失敗した。

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