【読書感想】風の名前 5 (キングキラー・クロニクル第1部)

【読書感想】風の名前 5 (キングキラー・クロニクル第1部)

キングキラー・クロニクルシリーズ

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今回の本

ついに第一部(一日目)の最終巻。

あらすじ

チャンドリアンの痕跡を調査する為トレボンへと向かったクォート。虐殺の現場となった農場で調査を開始したが、唯一の生き残りは愛しのデナであった。

デナははぐれてしまった自分のパトロンを探すためといい、クォートと行動を共にすることになるが、二人は青い炎を吐くドラッカス(ドラゴン)と遭遇する。ドラッカスは金になるという事で撃退を考える二人だったが、デナは誤って食べてしまった阿片により意識不明になり、クォートは一人で町の方へ向かったドラッカスを追う事になる…

感想

ついに伝説の秘術士クォートの片鱗が見えた巻。巨大ドラゴンを倒すってのは燃えるものがあったしその後のクォートの覚醒はもうホント盛り上がること盛り上がること。ここにきて、やっとエロディンやら他の先生、アウリの存在が色々パズルのピース的にガッチリはまっていった感じ。ほんのちょっとだけ伏線が回収されていった。

その人たちにと比べると男爵の息子アンブローズ、最初は典型的な嫌な奴であり、ただのかませ犬と思っていたけど、想像以上に物語の(展開に)重要キャラクターだった。まぁ悪い意味というか何ともいえない感じでの絡み方だけど。どうしてもクォートが語る物語なので彼がすべての責任というか悪役を一手に引き受けてる感じはあるけど、それでもやっぱりしつこいというかうっとおしいだけのキャラだなーと。最後のクォートが語る彼が不穏というかやっぱりそういう役回りかという所も含めて次に彼が登場する事が物語の転換点になりそう。

そして話は物語を語る宿屋の主人コートに戻り、こちらでも物語は動き出してる。コートの弟子のバストがその出自も含めて気になるところ。彼がこの物語のトリックスターなのは間違いないとは思うけど、その動機は理解できるところも多いし、邪悪な存在というわけでもなさそうだし…。やっぱり謎だ。

おわりに

とにかく第一部(一日目)はこれで終わり。続けて第二部(二日目)が発売されていくので継続して読んでいくのは間違いない。久しぶりに盛り上がれる良質ファンタジーを読んだ。しかし第三部(三日目)はやはりまだ原書でも発売されていないし発売される見通しも怪しい感じ。さてさてどうなるやら。未完じゃない限り追い続けると思うけど。

映像化もされるみたいだけど確かに映像映えはしそう。でもこういうのは権利だけ買ってあとは話が流れる~というのがよくある話だし、ハリポタブームに完全には乗りきれなかった感じからいくと本当どうなるの。

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