ダーク・タワーシリーズ
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今回の本
タイトル:ダーク・タワー3 荒地
著者:スティーヴン・キング
ジャンル:ファンタジー
あらすじと登場人物
あらすじ
エディとスザンナ、二人の異世界人を仲間に加え、ついに運命の仲間<カ・テット>が集う。
ローランドは彼らをガンスリンガーとして育てながら旅を続けるが、過去に見殺しにした少年、ジェイクが生存していたとする幻影に苦しめられるようになる。
一方そのジェイクは、ニューヨークでローランドに見殺しになったとする幻影に苦しめられていた。
登場人物
ローランド・デスチェイン
黒衣の男を追うガンスリンガー。
二丁拳銃を操っていたが、右手の指を失った為、左手でしか銃を打てなくなってしまった。
ダーク・タワーに到達するという目的の為には手段を選ばない性格だったが、仲間と共に過ごすうちに変わっていく。
エディ・ディーン
元麻薬の運び屋。ローランドにガンスリンガーとして仕込まれている。
スザンナ
両足を失った元二重人格。現在は人格が統合して安定している
ローランドにガンスリンガーとして仕込まれている。
ジェイク
過去にローランドが見殺しにしたニューヨークから来た少年。
感想
仲間と共に探索の旅へ。一気に物語が動き出すと共に、まずは心に残るシコリであったジェイクとの合流。
ジェイクも1巻のときの印象とは大きく違って聡明な少年といった感じ。エディとスザンナはガンスリンガーとして銃を使う戦う仲間って感じだがジェイクの役割はどういったものになっていくんだろうか。
なぞなぞが神聖なモノというのが中々にツボ。なぞなぞで神聖で~となると普通はスフィンクスの謎掛けを思い出すんだろうけど、
これはおそらくホビットの冒険からのオマージュなんだろうな。ホビットのビルボとゴクリがなぞなぞをする際、古くから伝わる神聖な儀式って言ってたものなぁ。
巻の後半からは精神的にも肉体的(指は失ったものの)にも万全な状態のローランド、ガンスリンガーを見ることができるのが最高で。
守るべき対象・教えるべき弟子。一人で旅していた疲れた男よりも、今のローランドはとんでもなく魅力的。ダーク・タワーに近づくに連れてまた変わっていくような気もするけども、このローランドはもっと見ていたい。
終わりに
ちょっと時間がかかってしまったけど何とか読了。次は待ちに待った第四巻。この四巻を読みたいが為にキング作品を色々順番に指導してもらいながら読んできたので本当に楽しみです。
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