氷と炎の歌シリーズ
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今回の本
大人向きファンタジーの最高峰。
氷と炎の歌シリーズ第五部であり、ドラマ化しているゲーム・オブ・スローンズ原作。
あらすじ
白竜、緑竜、黒竜の三頭の竜を従え、デナーリスはミーリーンで女王として君臨していた。
だが、その前途には暗雲がたちこめる。
都の中では内乱をもくろむやからが殺戮を繰り返し、外では敵対勢力が都を包囲せんと軍を進めていた。
さらに、竜たちはどんどん巨大化し、残虐さを増して、デナーリスでさえ抑えきれなくなったのだ。
そのころ、父タイウィン公を殺害したティリオンは、密告者の長ヴァリスの手によってキングズ・ランディングを脱出、“狭い海”を渡りペントスのマジスター・イリリオのもとに身を寄せていた。
イリリオから、女王デナーリスが軍を率いて七王国へ帰還するときの軍師になるよう求められたティリオンは、勇躍ミーリーンへと旅立った。
だが、ドーンのプリンス、クェンティンもまた、父である大公の密命を受け、三頭の竜とデナーリスを七王国に帰還させるべく、女王の都に向かっていた…。
四度めのローカス賞に輝く現代最高の異世界戦史。
感想
図書館で借りて数週間かけて読了。
ここに来て新キャラ(しかもメイン級)が登場する恐ろしい展開。
既存のキャラも境遇ががらりと変わったりしているので、もうどう展開するかが予測不可能。ワクワクもあるけども不安の方が大きいかも。
ドラマ版と重なる点があるものの、だいたい違う展開になっているのでドラマ版を先に見てしまったんだけど本のほうも楽しくてしょうがない。
しかし総帥になったジョンもデナーリスも10代なのかと哀しい気持ちで読んでしまいます。プロット段階では途中で何年か挟む予定だったらしいけど、時代というか展開がそれを許さず、少年少女のまま激動の流れになっているのがなぁ。より悲惨に。
その他の視点人物達も見事なまでに全員が苦境。上から下から叩かれまくる主人公たち。
誰一人として周囲の人物に恵まれておらず、有能な人はだいたい死んでる。
ストーリー的には、王が一人生き残っていたのが今回一番の予想外。物語もマトメの段階の終盤と思っていたらまだ中盤だった。
他の王は死亡フラグがたったり消えたりで予断許さない
なんというか、これだけ色々あったけどまだ終わりが見えないというね。
とりあえず「王の手」になった人物は不幸しか訪れない法則から見るに、死亡フラグ立っている人達にハラハラ。
もう早く次の巻読みたい。しかしその前にドラマ版新作か。
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