氷と炎の歌シリーズ
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今回の本
大人向きファンタジーの最高峰。
氷と炎の歌シリーズ第二巻であり、ドラマ化しているゲーム・オブ・スローンズ原作。
あらすじ
七王国の空に燦然と輝く、真紅の彗星。それは大戦乱時代の到来を告げていた。
前王の死後、王妃の策略どおり〈鉄の玉座〉は少年王ジョフリーが継いだ。
だが南部諸侯を率いるレンリーに、異国の神の祭司の力をかりるスタニス――少年王の二人の叔父が自分こそ王であると挙兵したのだ!
さらに父を処刑されたスターク家の長男ロブも〈北の王〉として蜂起する……
ローカス賞を連続受賞した大河ファンタジイ、待望の第2部!
感想
ヴァラール・モルグリス!
タイトルからして秀逸な王の乱立と内乱の巻。
最初に1巻の終わりまで読んだ時はスターク父が死んだと信じていなくて、実は生きていたパターンなんでしょ?とずっと疑っていました。
けどその疑いが解け、あ、これはリアルなファンタジーと認識した事でもうハマってしまったわけです。寝食忘れて最後まで読みました。
1巻から視点人物はさらに増えても、どの視点人物達にも同情と共感ができるのが凄く楽しいです。
シオン止めとけ…
ティリオン…
やら思うことは三点リーダーばかりですが。
物語の都合上、なかなか視点人物同士が絡む事が少ないので、それが重なる時が待ち遠しく。
一番遠くにいるデナーリスがどう他の人達と絡むかが待ち遠しかったですが、どう考えても邂逅は新たな火種にしかならないというのがもうね。
再読視点でいくと、
前に読んだ時はわかりにくかったハレンホール関連がドラマ版を見た事でわかりやすくなっていました(位置関係や急に登場した人物達が覚えきれなくなっていたので)。
本格的に魔術も登場するし、壁の先の謎や世界の反対側のデナーリスの行動、バラバラになったスターク一家や沈黙を守ったままのまだ見ぬ勢力、まだまだ世界は広がっていくのですが、物語にガッチリ惹き込まれた状態で、ついにあの三巻につながっていくわけです。
関連情報
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