【読書感想】ウィッチャーI エルフの血脈

【読書感想】ウィッチャーI エルフの血脈

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ウィッチャーシリーズ

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今回の本

8年前に出版されたエルフの血脈 (魔法剣士ゲラルト)が、ゲームのウイッチャーシリーズの反響を受けて改題した新装版。8年前の方も読んでいたものの、一向に続きがでなくてガッカリしていた思い出。こんな形で再び続きを読めるようになるとは。

あらすじと登場人物

あらすじ

肉体を魔法や霊薬で強化し、魔物を狩る魔法剣士<ウイッチャー>のゲラルトは、滅ぼされた国の王女シリと出会い、彼女をウイッチャー達の砦、ケィア・モルヘンで保護する。ウイッチャー達はシリをウイッチャーの見習いとして育てようとするが、シリは予言された<驚きの子>であり、彼女には<源流>と呼ばれる制御不能な力を持っているのだった。

凄惨な戦争から2年が経ち、停戦に飽きた国々では謀略が、そしてシリを求めて様々な人々が動き出す…

登場人物

ゲラルト

最強の魔法剣士<ウイッチャー>で、白狼の異名で知られる英雄的戦士。国家に関係なく報酬金と引き換えに魔物を退治する。しかし薬や魔術で肉体を強化しているミュータントでもあるので、普段は忌避・畏怖されている。

「英雄色を好む」の通り、作品内の女性はだいたい元恋人。罪深い人物である。

シリ

2年前に滅ぼされたシントラ国女王の孫娘。エルフの血も受け継いでおり、<驚きの子>と予言されているが、一般的には死んだとされている。実際は農場で引き取られて数年過ごし、ゲラルトに見つかりウイッチャーの砦で匿われている。

ウイッチャーに憧れ、ケィア・モルヘンにてウイッチャーの訓練を行っている。

感想

もう前に読んだのが8年前になるのかー、と。その時はめちゃくちゃ面白いファンタジーが始まったなぁと思ったのにそこから続きは一切音沙汰なく。この本1冊だけでは壮大な物語のプロローグでしかないので、続きを切望してたけれどそのまま忘却の彼方へ。
で、一昨年あたりにたまたまプレイしたゲームがウイッチャー3。全世界で大ヒットして日本でもかなり売れててゲームとしては大満足だったが、プレイ開始して数分、何かこのゲームの設定見覚えあるぞ・・・となり記憶が蘇ってアレかぁぁあと一人で大興奮。いやぁ偶然とはいえ再開できてよかった。

そしてこの本。ウイッチャーシリーズの続きが読めるという事で色々積んだ本をやっと整理して取りかかれることに。懐かしいと思うと同時に、ゲームの後だと各キャラクターの細かい描写が嬉しい。ゲームだけではトリスやイェネファーが重要人物というのはわかるけども、どこまでの関係かは想像するしかなく(サブイベントとか色々進めればわかってたのかもしれないけど)。けどこの本ではシリの目を通して色々語ってくれるのがありがたい。

とりあえず読み終わった感想は、そうかシリはこれからあの強く美しい姿に成長するのかーという感慨。ゲームの方ではめちゃくちゃ強いシリだけどこの巻ではまだまだ色んな大人に守られる存在。ちょうど学びの時期という事で小説シリーズではシリの成長を見守っていく感じなのかな?ゲームの方で登場する=小説シリーズ内では生存確定という先の展開がわかっている状態ではあるものの十分楽しめるのがすごい。

印象的なシーン

シリの月のものに対して何の配慮もしていなかったウイッチャー達にトリスが激怒するところが一番ニヤニヤできたシーン。男所帯だとなぁ…こうなるよなぁと。トリスの怒りが最もすぎてぐうの音も出ない感じが良い。

トリスに対して好感度が凄い上がるシーンではあるものの、どうもメインヒロイン?であるイェネファーとゲラルトの繋がりには勝てそうにないのが悲しい。なんとかならんのか。。ゲームの方でうまく行動していくしかないのか。。

おわりに

この小説シリーズが終わったらゲームの方も1から進めてみようかな。今から楽しみ。未訳の短編集も気になるところ。でもまずはシリーズ2巻からかな。3巻ももうすぐ発売だし、しばらくは楽しい毎日が続きそう。

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