【読書感想】ホビットの冒険〈上〉

【読書感想】ホビットの冒険〈上〉

中つ国シリーズ

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今回の本

児童書の傑作。子供向きファンタジーで一番好き。

3年ぶり10回目ぐらいの再読。未だに新たな発見があって楽しめるのはすごい。今回はとりあえずホビット→指輪物語の流れで順番に読んでいきたい。合間に映画を見てもいいかも。

あらすじ

ホビットと呼ばれる小人族。その中でも善良で”分別”のあるビルボのもとに、魔法使いのガンダルフが冒険の旅へ誘いに来る。

その冒険とは、13人のドワーフと共に彼らの故郷から邪悪な竜「スマウグ」によって奪われた金銀財宝を取り戻す旅であり、ドワーフ達の長年の悲願であった。

「しのびの者」として雇われたビルボは、魔法使いとドワーフ達と共に冒険へ参加するが、それは当初に想像していた楽しい冒険旅行などではなく、トロルやゴブリン、狼や蜘蛛に襲われる過酷で危険な旅だった…

感想

我らがビルボ・バギンズくんが大冒険を繰り広げる・・・だけなら子供向き小説でいいけれど、冒険の楽しいところだけじゃなく現実で辛いところもしっかり見せてくれるところが今日までの傑作・名作の評価なのではないかなぁと。食料を失ってすぐ飢えに苦しむし、ドワーフ達は文句ばかり、ビルボもおせじにも有能ではないけども彼はだんだんと成長していくのが読んでて気持ちいい。一難去ってまた一難を繰り返すものの、ホビットもドワーフも楽観的な性格な為かドタバタ劇になって読んでて深刻な感じにならないのも親しみやすい理由かも。

映画「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」の影響からか、ガンダルフはすっかりイアン・マッケランの灰色のガンダルフのイメージになっていたけれど、最初にガンダルフがビルボを訪ねた時の格好は、青色の帽子、黒のマント、銀色のスカーフに黒い長靴という格好だったんですね。すっかり忘れていて灰色一色のイメージだったので結構驚き。銀色のスカーフお洒落すぎだろ・・・ヒゲで見えないけど

最初にビルボとガンダルフが繰り広げる会話、「よいお日和を/good morning」は海外の語学学校に通ってた時に授業の題材になってた事を思いだした。人とあった時の挨拶であり、天気の話であり、話を終わらせたい時の言葉であり、色々な意味に取れる言葉だよという授業だったと記憶しているけども、日本語でも同じように表現できるって凄い事だなと関心。映画のほうの訳は「ごきげんよう」だったそうで、どれも翻訳の妙って感じで好き。

毎回読むたびにかっこいいと感じるセリフは、ワシの王とガンダルフの別れの際の掛け合い。
「旅路のはての空まで、つつがなく!」
「日がめぐり、月があゆむところ、よい風をきってみなさんのつばさがはばたきますように!」
このかっこよさ。最高です。

おわりに

上巻は闇の森へ入って蜘蛛と戦う所でおしまい。下巻は「冒険」より「戦い」の巻という感じなので気分を上げて読み進めていきたい。

ハードカバーも文庫も色々な種類持っているにもかかわらず、次は電子書籍を購入してスマホで読みたいと何となく思った。空いた時間に手軽に読めるのは強みだよなぁと。でもKindleにも無さそうだし(原書はある)、とりあえずリクエスト出しておこう。いつか叶いますように。

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