今回の本

ツイッターのタイムラインでずっと絶賛されている(東京創元社をフォローしているから当たり前なのだが)からずっと気になっていて、図書館で借りるかーと思ったら70人待ち。1人約2週間借りているとして約2年半待たないといけないってのは流石に無理だなーという事で普通に購入しました。文庫を待つにも長そうでしたし。

※物語の核心に触れる重大なネタバレ前提で書いています

あらすじ

神紅大学ミステリ愛好会の<ホームズ>明智と<ワトソン>葉村。二人は数々の事件を解決してきた少女探偵、剣崎比留子に映画研究部の夏合宿に誘われる。合宿場所の紫湛荘には美女ぞろいの映画研究会のメンバー以外に、神紅大学のOBも参加しており、合宿というよりコンパというのが真相。

しかしある事態によって紫湛荘に閉じ込められた一同は、次の日、密室内で惨殺死体を発見する事になる…

感想

 普段ミステリーは全くと言ってほど読んでないし、読んだことあるのも古典ミステリーばかりなので、トリックや舞台装置(クローズド・サークルが完成するまでの流れ)は基本的に何を読んでも衝撃的ではあるんですが、今回読んだのは完全に予想外でビックリしました。まさかゾンビ。タイトルから気づいても良かったのかもしれないけど全く予想していなかったので度肝を抜かれました。そういう手もあるのか、と。ゾンビ映画もゲームもドラマもほとんど見たこともプレイした事も無いけれど、一般的なゾンビの姿って思い描けるし確かに市民権ある。すごい。空想から生まれた現実な感じ。

作中でも触れていたけど現代ミステリってネタが枯渇しているそうで。ミステリのジャンルが誕生してからいろんな作家が頭を捻ってクローズド・サークルを生み出してきたわけで、そこから新しいモノを作り出すとなると、既存のモノの組み合わせ掛け合わせになる。しかも現代となると様々な通信機器や手段がいっぱいあってオープンになっている状況。ここまではわかる。しかしそこでゾンビを登場させて現場は封鎖、大混乱と通信規制な上で館に追い詰められたら館内で殺人事件発生してゾンビ×ミステリにしちゃう発想が面白すぎる。なるほどと。本格ミステリと言われるとよくわからん(そもそも本格ってなんだ)が確かにミステリ。ちゃんとクローズド・サークルになっているし、ファンタジーになりすぎないようゾンビはあくまでも舞台装置。よく考えられてるなぁと。

まぁ読んでる最中はそんな事はあまり考える暇もなく、とにかく次のページへ次のページへと。クライマックスのトリック&犯人当てに近づいたあたりからは、はやる気持ちで眼球が勝手にページの左へ進むのを止めるために手で隠しながら読んでました。気づけば4時間でノンストップ一気読み。久しぶりのミステリでしたが絶賛されているものは素直に受け取って自分も試してみるというのが正解のようです。ツイッターで毎日のように「ネタバレくらう前に読め」が流れ続けていたので洗脳されるが如く早く読まねばとなっていましたが、「ネタバレくらう前に読め」のとおりでした。実行して良かった。

そういえばだいたいいつも(ミステリは特に)登場人物覚えるのに苦労するんですが、作中でも触れられている通り全員の名前が語呂合わせできて非常に覚えやすくて凄く助かりました。この配慮はすごい嬉しい。ただ出目さんとかは何ともいえない安直感はあったけど。でも覚えやすいから良し。名前が急に出てきても混乱する事なく最後まで読めたのはやっぱり大きかったかな。

終わりに

これは映画とか映像化しやすいんだろうなぁと思ったり。女性陣は美女揃いだし。ゾンビってだけで映像映えしそうだし。でも配給会社の予告編の時点でゾンビ出たりしてファンがブチギレる展開までは読めた。

 

Port国内文学感想・レビュー今回の本 ツイッターのタイムラインでずっと絶賛されている(東京創元社をフォローしているから当たり前なのだが)からずっと気になっていて、図書館で借りるかーと思ったら70人待ち。1人約2週間借りているとして約2年半待たないといけないってのは流石に無理だなーという事で普通に購入しました。文庫を待つにも長そうでしたし。 ※物語の核心に触れる重大なネタバレ前提で書いています あらすじ 神紅大学ミステリ愛好会の<ホームズ>明智と<ワトソン>葉村。二人は数々の事件を解決してきた少女探偵、剣崎比留子に映画研究部の夏合宿に誘われる。合宿場所の紫湛荘には美女ぞろいの映画研究会のメンバー以外に、神紅大学のOBも参加しており、合宿というよりコンパというのが真相。 しかしある事態によって紫湛荘に閉じ込められた一同は、次の日、密室内で惨殺死体を発見する事になる… 感想  普段ミステリーは全くと言ってほど読んでないし、読んだことあるのも古典ミステリーばかりなので、トリックや舞台装置(クローズド・サークルが完成するまでの流れ)は基本的に何を読んでも衝撃的ではあるんですが、今回読んだのは完全に予想外でビックリしました。まさかゾンビ。タイトルから気づいても良かったのかもしれないけど全く予想していなかったので度肝を抜かれました。そういう手もあるのか、と。ゾンビ映画もゲームもドラマもほとんど見たこともプレイした事も無いけれど、一般的なゾンビの姿って思い描けるし確かに市民権ある。すごい。空想から生まれた現実な感じ。 作中でも触れていたけど現代ミステリってネタが枯渇しているそうで。ミステリのジャンルが誕生してからいろんな作家が頭を捻ってクローズド・サークルを生み出してきたわけで、そこから新しいモノを作り出すとなると、既存のモノの組み合わせ掛け合わせになる。しかも現代となると様々な通信機器や手段がいっぱいあってオープンになっている状況。ここまではわかる。しかしそこでゾンビを登場させて現場は封鎖、大混乱と通信規制な上で館に追い詰められたら館内で殺人事件発生してゾンビ×ミステリにしちゃう発想が面白すぎる。なるほどと。本格ミステリと言われるとよくわからん(そもそも本格ってなんだ)が確かにミステリ。ちゃんとクローズド・サークルになっているし、ファンタジーになりすぎないようゾンビはあくまでも舞台装置。よく考えられてるなぁと。 まぁ読んでる最中はそんな事はあまり考える暇もなく、とにかく次のページへ次のページへと。クライマックスのトリック&犯人当てに近づいたあたりからは、はやる気持ちで眼球が勝手にページの左へ進むのを止めるために手で隠しながら読んでました。気づけば4時間でノンストップ一気読み。久しぶりのミステリでしたが絶賛されているものは素直に受け取って自分も試してみるというのが正解のようです。ツイッターで毎日のように「ネタバレくらう前に読め」が流れ続けていたので洗脳されるが如く早く読まねばとなっていましたが、「ネタバレくらう前に読め」のとおりでした。実行して良かった。 そういえばだいたいいつも(ミステリは特に)登場人物覚えるのに苦労するんですが、作中でも触れられている通り全員の名前が語呂合わせできて非常に覚えやすくて凄く助かりました。この配慮はすごい嬉しい。ただ出目さんとかは何ともいえない安直感はあったけど。でも覚えやすいから良し。名前が急に出てきても混乱する事なく最後まで読めたのはやっぱり大きかったかな。 終わりに これは映画とか映像化しやすいんだろうなぁと思ったり。女性陣は美女揃いだし。ゾンビってだけで映像映えしそうだし。でも配給会社の予告編の時点でゾンビ出たりしてファンがブチギレる展開までは読めた。   屍人荘の殺人 posted with カエレバ 今村 昌弘 東京創元社 2017-10-12 Amazonで探す 楽天市場で探す自分用備忘録。深く考えずに浅く翻訳ファンタジーの感想や旅行した時の写真記事などを書いてます。

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