ファンタジーというジャンルの小説の中で、大人向き(主に翻訳物)のおすすめを書き出していきます。

前に書いた児童文学篇はこちら。

今回は大人向け。薦めたい本がありすぎて自分で混乱してしまった為、厳選して5冊。

大人向きといっても色々ありますが、単に18禁のエログロという事ではなく、大人が読んで面白いと思う(子供にはまだちょっと早い)ぐらいのイメージです。

新世界より

あらすじ

ここは病的に美しい日本(ユートピア)。

子どもたちは思考の自由を奪われ、家畜のように管理されていた。

手を触れず、意のままにものを動かせる夢のような力。その力があまりにも強力だったため、人間はある枷を嵌められた。社会を統べる装置として。

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。「Amazon商品説明より」

おすすめ理由

主に翻訳物と書いたけど翻訳じゃなくて純和製。「へー、一応ファンタジーか」と軽い気持ちで読んでしまってここ数年で一番戦慄うけたのがこれ。

もっと覚悟をもってから読めばよかったとも思うけども、やっぱり初見で感じた喉にくる気持ち悪さを十分に味わえたのが良かったです。

倫理観とかが読み薦めるうちに壊されていくのが逆に心地よい。こんな嫌な話考えるって凄いな作者!とずっと思いながら読んでました(ほめ言葉)

アニメとか色々メディアミックスしているようですがたぶん情報量的に小説が一番だと思います。そのうちチャレンジしたいですが。

関連リンク

新世界より – Wikipedia

 

ミストボーン

あらすじ

空から火山灰が舞い、老いた太陽が赤く輝き、夜には霧に覆われる“終の帝国”。神のごとき支配王が千年のあいだ統べるこの国の底辺には、スカーとよばれる卑しい民が存在した。盗賊団の少女ヴィンは、とるにたらぬスカーとしてひっそり生きてきた。ある日、腕に凄惨な傷をもつ男に見いだされるまでは―金属を体内で燃やし、不思議な能力を発現させる盗賊たちの革命を描き、全米でベストセラーとなった傑作、ついに開幕。「Amazon商品説明より」

おすすめ理由

学生時代→前職の間、電車で通勤・通学していて、読書できるその時間だけが現実から離れる事ができる唯一の幸せな時間でした。主に費やしたのはファンタジーで、毎月ハヤカワのホームページを確認し、ファンタジージャンルだったら全部買うぐらいな感じで。そのときに一番面白かったのがこのミストボーン。錬金術物といっていいものか。作者がオーシャンズ11に触発されたと書いているだけあって裏切りと詐欺ゲーム。政権転覆を目的とし、金属を体内で燃やして(組み合わせや順番が肝)超能力バトル。この第一部も面白いけれども個人的に好きなのは第二部から。色々あって色々した後の後日談が好きな人には最高だと思います。ミストボーン⇒ミストスピリット⇒ミストクロークの順です。

この作者の王たちの道シリーズ

も好きです。日本語だと続きが出版されそうにないのが残念ですが。でもたまにまさかの続編が出たりするから油断はできない。頼みますハヤカワさん。

関連リンク

ミストボーン – Wikipedia

ミストボーン(Mistborn Trailer -English Quest 2010)(日本語字幕) – YouTube

 

クシエルの矢

あらすじ

天使の血をひく人々の国、テールダンジュ。ここでは、愛の営みは神への捧げ物である。少女フェードルは“クシエルの矢”と呼ばれる印をもって生まれ、それゆえに数奇な運命をたどる。謎めいた貴族デローネイに引きとられ、陰謀渦巻く貴族社会で暗躍するためにあらゆる知識と技術を授けられたのだ…一国の存亡を賭けた裏切りと忠誠が交錯する中、しなやかに生きぬく主人公を描くローカス賞受賞の華麗な歴史絵巻、開幕。「Amazon商品説明より」

おすすめ理由

あんまり語ってくれる人がいなく寂しいのがこのクシエルシリーズ。

神の恩寵に美男美女しか生まれない国。その中でさらに愛の神の恩寵によって超被虐体質な主人公。乱暴されると喜んでしまうし傷の治りも早い。スパイとして育てられ、文字通り自分の肉体を最大限に活かして退廃貴族の特殊性癖(主にSM)の相手をしながらスパイ活動するというファンタジーSMというなんかもうなんか凄いエロい設定。エロシーンは結構耽美というかあっさりしてたりアートな感じで終わるんですけど、やってる事は結構むちゃくちゃなのでエロいところはエロい(電車で読んでた時は見られないように工夫した)。

超潔癖の騎士とロマンスしたり宮廷陰謀劇を繰り広げたり世界を回ったり、リアルなファンタジーとは違った別方向からの切り口に関心しきり。

主人公が交代して続編もありますがこちらも未訳。もうこうなったら原作挑戦したい。

関連リンク

クシエルの遺産 – Wikipedia

 

指輪物語

あらすじ

恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ―。「Amazon商品説明より」

おすすめ理由

ファンタジー小説といえばやっぱりこれ。

小学生の時に1度挑戦したが失敗。中学生でリベンジして後はもうシルマリルやら色々ハマってしまって映画化には狂喜乱舞。今でも3年に1回は読み返してます。

ファンタジー小説なんて作者が考えた脳内の話を延々と見るのが普通だとおもっていたら、世界を創造し、文字を創り、神話を文化を創っていた。言語学者の作者らしいと言えば一言だけど凄すぎて後続のハードルが凄い上がった気が。

作中に出てくる歌や小話にもちゃんと掘り下げたエピソードがあるし、2週3週と読んでも発見があります。

映画のホビットも完結したし、じゃあ次はシルマリルかぁ~?と思ってますけどどうなんでしょうね。やってくれたら嬉しいけど複雑すぎて流石に流石に。

関連リンク

指輪物語 – Wikipedia

ロード・オブ・ザ・リングシリーズ – Wikipedia

 

氷と炎の歌

あらすじ

ウェスタロス大陸の七王国は、長い夏が終わり、冬を迎えようとしていた。狂王エイリスを倒し、ターガリエン家から〈鉄の玉座〉を奪って以来、バラシオン家、ラニスター家、スターク家ら王国の貴族は、不安定な休戦状態を保ってきた。だが、ロバート王がエダード・スタークを強大な権力を持つ〈王の手〉に任命してから、状況は一変する。それぞれの家の覇権をめぐり様々な陰謀が渦巻き……。「Amazon商品説明より」

おすすめ理由

もう本当に好き。マーティン先生続きを本当おねがいします。

でもそのフラストレーションはドラマ版がやたら出来が良いので相殺されている感がある。ドラマが発表された時に絶対こっちが先に完結するやんと思ったがやっぱりそうなりそう。

リアルなダークファンタジー。魔法も騎士も化物も巨人も色々登場するけれどもそれが違和感なく自然に描かれているのがこの世界。主人公だろうが重要キャラクターだろうが死ぬ時は死ぬし女性は犯されるし子供も虐殺される。死亡フラグは平等に。

最近耳にする中世風ファンタジーというのは、こういう小説の事だと思います。ここまで描いてくれ。

人物相関図を横に読むとモブキャラでも以外の人との血縁だったり、○○家の家来の~とか普段なら読み飛ばしそうな一文でも裏では設定がちゃんと生きていてその家の歴史を感じさせてくれたりと世界の広がりが凄い。

あと世界観がしっかりしているというのもあるんですけど熱狂的ファンが一定数いるのでwikipediaが充実していて凄いです。架空世界の分析読み物として最高。

関連リンク

氷と炎の歌 – Wikipedia

氷と炎の歌のテーマ – Wikipedia

 

終わりに

以上、大人向きファンタジー小説のおすすめでした。

とりあえず王道のファンタジーという言葉のイメージ通りに中世ヨーロッパ風?のものを多く選んでみました。

そのうち宮廷陰謀劇に絞ったやつとか中華風とかで色々おすすめを書いてみたいと思います。

https://i2.wp.com/fantasyport.net/wp-content/uploads/2017/08/book.png?fit=521%2C380https://i2.wp.com/fantasyport.net/wp-content/uploads/2017/08/book.png?resize=150%2C150Port国内文学感想・レビュー海外文学ファンタジーというジャンルの小説の中で、大人向き(主に翻訳物)のおすすめを書き出していきます。 前に書いた児童文学篇はこちら。 今回は大人向け。薦めたい本がありすぎて自分で混乱してしまった為、厳選して5冊。 大人向きといっても色々ありますが、単に18禁のエログロという事ではなく、大人が読んで面白いと思う(子供にはまだちょっと早い)ぐらいのイメージです。 新世界より あらすじ ここは病的に美しい日本(ユートピア)。 子どもたちは思考の自由を奪われ、家畜のように管理されていた。 手を触れず、意のままにものを動かせる夢のような力。その力があまりにも強力だったため、人間はある枷を嵌められた。社会を統べる装置として。 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。「Amazon商品説明より」 おすすめ理由 主に翻訳物と書いたけど翻訳じゃなくて純和製。「へー、一応ファンタジーか」と軽い気持ちで読んでしまってここ数年で一番戦慄うけたのがこれ。 もっと覚悟をもってから読めばよかったとも思うけども、やっぱり初見で感じた喉にくる気持ち悪さを十分に味わえたのが良かったです。 倫理観とかが読み薦めるうちに壊されていくのが逆に心地よい。こんな嫌な話考えるって凄いな作者!とずっと思いながら読んでました(ほめ言葉) アニメとか色々メディアミックスしているようですがたぶん情報量的に小説が一番だと思います。そのうちチャレンジしたいですが。 関連リンク 新世界より - Wikipedia   ミストボーン あらすじ 空から火山灰が舞い、老いた太陽が赤く輝き、夜には霧に覆われる“終の帝国”。神のごとき支配王が千年のあいだ統べるこの国の底辺には、スカーとよばれる卑しい民が存在した。盗賊団の少女ヴィンは、とるにたらぬスカーとしてひっそり生きてきた。ある日、腕に凄惨な傷をもつ男に見いだされるまでは―金属を体内で燃やし、不思議な能力を発現させる盗賊たちの革命を描き、全米でベストセラーとなった傑作、ついに開幕。「Amazon商品説明より」 おすすめ理由 学生時代→前職の間、電車で通勤・通学していて、読書できるその時間だけが現実から離れる事ができる唯一の幸せな時間でした。主に費やしたのはファンタジーで、毎月ハヤカワのホームページを確認し、ファンタジージャンルだったら全部買うぐらいな感じで。そのときに一番面白かったのがこのミストボーン。錬金術物といっていいものか。作者がオーシャンズ11に触発されたと書いているだけあって裏切りと詐欺ゲーム。政権転覆を目的とし、金属を体内で燃やして(組み合わせや順番が肝)超能力バトル。この第一部も面白いけれども個人的に好きなのは第二部から。色々あって色々した後の後日談が好きな人には最高だと思います。ミストボーン⇒ミストスピリット⇒ミストクロークの順です。 この作者の王たちの道シリーズ も好きです。日本語だと続きが出版されそうにないのが残念ですが。でもたまにまさかの続編が出たりするから油断はできない。頼みますハヤカワさん。 関連リンク ミストボーン - Wikipedia ミストボーン(Mistborn Trailer -English Quest 2010)(日本語字幕) - YouTube   クシエルの矢 あらすじ 天使の血をひく人々の国、テールダンジュ。ここでは、愛の営みは神への捧げ物である。少女フェードルは“クシエルの矢”と呼ばれる印をもって生まれ、それゆえに数奇な運命をたどる。謎めいた貴族デローネイに引きとられ、陰謀渦巻く貴族社会で暗躍するためにあらゆる知識と技術を授けられたのだ…一国の存亡を賭けた裏切りと忠誠が交錯する中、しなやかに生きぬく主人公を描くローカス賞受賞の華麗な歴史絵巻、開幕。「Amazon商品説明より」 おすすめ理由 あんまり語ってくれる人がいなく寂しいのがこのクシエルシリーズ。 神の恩寵に美男美女しか生まれない国。その中でさらに愛の神の恩寵によって超被虐体質な主人公。乱暴されると喜んでしまうし傷の治りも早い。スパイとして育てられ、文字通り自分の肉体を最大限に活かして退廃貴族の特殊性癖(主にSM)の相手をしながらスパイ活動するというファンタジーSMというなんかもうなんか凄いエロい設定。エロシーンは結構耽美というかあっさりしてたりアートな感じで終わるんですけど、やってる事は結構むちゃくちゃなのでエロいところはエロい(電車で読んでた時は見られないように工夫した)。 超潔癖の騎士とロマンスしたり宮廷陰謀劇を繰り広げたり世界を回ったり、リアルなファンタジーとは違った別方向からの切り口に関心しきり。 主人公が交代して続編もありますがこちらも未訳。もうこうなったら原作挑戦したい。 関連リンク クシエルの遺産 - Wikipedia   指輪物語 あらすじ 恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ―。「Amazon商品説明より」 おすすめ理由 ファンタジー小説といえばやっぱりこれ。 小学生の時に1度挑戦したが失敗。中学生でリベンジして後はもうシルマリルやら色々ハマってしまって映画化には狂喜乱舞。今でも3年に1回は読み返してます。 ファンタジー小説なんて作者が考えた脳内の話を延々と見るのが普通だとおもっていたら、世界を創造し、文字を創り、神話を文化を創っていた。言語学者の作者らしいと言えば一言だけど凄すぎて後続のハードルが凄い上がった気が。 作中に出てくる歌や小話にもちゃんと掘り下げたエピソードがあるし、2週3週と読んでも発見があります。 映画のホビットも完結したし、じゃあ次はシルマリルかぁ~?と思ってますけどどうなんでしょうね。やってくれたら嬉しいけど複雑すぎて流石に流石に。 関連リンク 指輪物語 - Wikipedia ロード・オブ・ザ・リングシリーズ - Wikipedia   氷と炎の歌 あらすじ ウェスタロス大陸の七王国は、長い夏が終わり、冬を迎えようとしていた。狂王エイリスを倒し、ターガリエン家から〈鉄の玉座〉を奪って以来、バラシオン家、ラニスター家、スターク家ら王国の貴族は、不安定な休戦状態を保ってきた。だが、ロバート王がエダード・スタークを強大な権力を持つ〈王の手〉に任命してから、状況は一変する。それぞれの家の覇権をめぐり様々な陰謀が渦巻き……。「Amazon商品説明より」 おすすめ理由 もう本当に好き。マーティン先生続きを本当おねがいします。 でもそのフラストレーションはドラマ版がやたら出来が良いので相殺されている感がある。ドラマが発表された時に絶対こっちが先に完結するやんと思ったがやっぱりそうなりそう。 リアルなダークファンタジー。魔法も騎士も化物も巨人も色々登場するけれどもそれが違和感なく自然に描かれているのがこの世界。主人公だろうが重要キャラクターだろうが死ぬ時は死ぬし女性は犯されるし子供も虐殺される。死亡フラグは平等に。 最近耳にする中世風ファンタジーというのは、こういう小説の事だと思います。ここまで描いてくれ。 人物相関図を横に読むとモブキャラでも以外の人との血縁だったり、○○家の家来の~とか普段なら読み飛ばしそうな一文でも裏では設定がちゃんと生きていてその家の歴史を感じさせてくれたりと世界の広がりが凄い。 あと世界観がしっかりしているというのもあるんですけど熱狂的ファンが一定数いるのでwikipediaが充実していて凄いです。架空世界の分析読み物として最高。 関連リンク 氷と炎の歌 - Wikipedia 氷と炎の歌のテーマ - Wikipedia   終わりに 以上、大人向きファンタジー小説のおすすめでした。 とりあえず王道のファンタジーという言葉のイメージ通りに中世ヨーロッパ風?のものを多く選んでみました。 そのうち宮廷陰謀劇に絞ったやつとか中華風とかで色々おすすめを書いてみたいと思います。アウトプットの為の旅行・一人旅の記録と主にファンタジー小説の読書感想

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